アンテナで商品管理

「電波による識別」を意味する「RFID」というものがあります。これは主に商品のタグに活用されています。

たとえば化粧品のパッケージに、渦巻き状のタグが付いているのを目にしたことはありませんか?タグの表にはバーコードが印刷されていて裏面からしか見えないので知らない人も多いかもしれません。この渦巻きの正体は、薄いアルミニウム箔を使ったコイル。しかしこのタグにはICチップは入っていませんので、ID情報を送ることは出来ません。

コイルの中央をのぞいてみると、四角形の金属の板が二枚入っていて、間には薄いフィルムが挟まっています。このフィルムが挟まった隙間には、蓄電することが可能です。アンテナ工事や電気に詳しい人にはおなじみの、電気部品のコンデンサと同じ仕組みということです。さらに、金属板はコイルの端と接続されていて磁気も蓄えています。RFIDタグはコンデンサで発生した電気と、コイルで発生した磁気を一定間隔で交換して蓄え続けているのです。

電気と磁気は、いわば「振動」のようなもの。振動には共鳴もしくは共振とよばれる現象があり、コイルとコンデンサを上手く組み合わせた時に引き起こす特別な振動数のときに、共振して強力な電気が流れます。これを利用して、アンテナはより強い電波を発信したり、反弱い電波を受信したりできます。